
「関係者からの極秘情報」「次世代AIによる高精度の予測」「今だけの特別プラン」。
このような言葉を信じて、競馬予想サイトに高額な情報料を支払ったにもかかわらず、期待とは裏腹に、まったく的中せず大切なお金を失ってしまっていませんか。
当事務所には、悪質な競馬予想サイトの被害に遭い、返金を求める方からのご相談が多数寄せられています。
不当に支払わされたお金は、取り戻せる可能性が十分にあります。
ギャンブルは不確実な性質を持つことから「返金は無理だろう」と諦めてしまっていた方も多くおられますが、被害金を取り戻せるケースが多数あります。 ひとりで悩まずに、まずは当事務所へご相談ください。
本記事では、なぜ競馬予想サイトの被害金を取り戻せるのか、そして具体的な返金への道筋を、弁護士の視点からわかりやすく解説します。
競馬予想サイトが使う手口は「楽して儲けたい」「絶対に的中させたい」「なんとか損失を取り戻したい」などの誰もが抱く心理につけ込むものです。
魅力的な文言や、実際には根拠のない数字を並べ「誰でも簡単に儲かる」と思い込ませ課金を促します。
インターネット広告や、SNS(Instagram・TikTok・LINEなど)で「稼げるノウハウ教えます」「競馬投資家厳選のおすすめサイト紹介」「勝つコツはLINEで配信中」などと宣伝し、悪質なサービスへ誘導され被害に遭ってしまったというご相談が増えています。
また、優良サイトランキングや、口コミサイトにおいて、サクラレビューで不正に評判を操作しているケースもあります。
消費者にとって、サービスの安全性を見極めにくい状況が蔓延しているといっても過言ではありません。
もともと競馬や競艇、競輪などのギャンブルが好きな人だけが騙されているのではなく、誰もが予期せず損害を被ってしまう可能性が高いのが現状です。
あたかも確実に利益が出るかのように誤認させる行為は、景品表示法や消費者契約法などで厳しく規制されています。
しかし、悪質な予想サイトの広告や利用登録画面、サイトの担当者からのメッセージなどを精査していくと、誇大広告によって消費者の誤認を誘っていると判断できる内容が散見されます。
いくつか具体的な例を紹介します。ご自身のケースに当てはまりそうなものがないかチェックしてみてください。
射倖心を煽る断定的な表現
根拠もなく的中や利益を断定し「苦労や努力をせず一攫千金を得たいと思う気持ち」を煽る手口です。
競馬は不確実なものですので、根拠のない断定的な表現は鵜呑みにしないようにしましょう。
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信頼を装う謝罪と挽回を提案
不的中に対する謝罪を装いながら「次こそ取り戻せる」と期待させるのが狙いです。まるで親身になっているかのように見せかけ「挽回」「巻き返し」という言葉でさらに情報への課金を促します。これも一種の悪質な心理誘導です。
根拠のない巻き返しを約束する言葉には、惑わされないでください。
- 高額配当獲得にむけた挽回のためのご提案をさせて頂きます。
- 不甲斐ない結果をお届けしてしまい大変申し訳ない思いでございます。
- お詫びにご購入金額分のポイントを返還させていただきます。
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特別を演出する限定性
「特別」「限定」「残りわずか」といった言葉で利用者の冷静な判断力を奪う手口です。大袈裟な表現で過度な期待を抱かせたり、不安にさせて情報料を支払わせることも法的に問題視されます。
限定だからといって、必ずしも利用する価値があるとは限りません。
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返金保証やポイント還元で安心感を与える
「不的中なら全額返金保証」などと表示し、リスクが少ないと思い込ませ課金を促すケースです。実際は、保証が適用されるための条件が厳しく返金されることはありません。
「ポイント返還」などと示している場合も、ポイントの使い道が限定的で、実質的には再課金が必要な仕組みであることがほとんどです。
このような安心感を与える表現で消費者を騙し、何度も情報料を支払わせるケースにも注意してください。
競馬予想サイトに騙されてしまった場合は、消費者契約法の「不実告知」や民法上の「詐欺」に該当する可能性が高く、返金請求が可能です。
そこで「この表現が詐欺にあたるのか分からない…」と悩まれる方は非常に多いです。
不実告知や詐欺に該当するかどうかは、当事務所がサイトの中身や実際のやり取りの文言を確認し、判断いたします。ご自身で悩むよりも、まずはご相談いただき状況をお知らせください。
サイトに返金を求める際のポイントをいくつか紹介します。
断定せず曖昧な表現でも返金の可能性あり
「絶対当たる」「100%的中」といった断定的な表現は、明確に消費者を騙す意図があると判断されやすい例です。そのため、このような断定的な表現を避けて、法律上の責任を追及されにくくしようとする悪質なサイトが増えています。
しかし、直接的な断定表現がなくとも、全体的なサイトの雰囲気や文言から、消費者が誤認するよう意図していると判断されるケースは少なくありません。
たとえグレーな表現が多用されていても、返金の余地はあります。騙されたかもしれないと感じたら、お早めにご相談ください。
自己責任と書かれていても諦めないでください
「当サービスは的中を保証するものではありません」「馬券の購入は自己責任で」などといった注意書きを見て、返金を諦めていませんか。
しかし、このような文言はあくまでサイト運営者が言い逃れをするためのものです。
たとえこのような注意書きや免責事項があったとしても、そのサイトが実際にどのような表現を使い、消費者にどのような誤解を与えたかという事実が重要になります。
提供された情報が全く価値のないデタラメなものであり、最初からお金を騙し取る目的だったと判断されれば、返金につながります。
的中実績の捏造は返金の強力な根拠
なかには存在しないレースの結果を掲載したり、わずかな的中でも大袈裟な表現を使ったりして、あたかも高配当を連発しているかのように見せかけているケースがあります。
実際にレース結果と照合してみると、存在しないレースであったり、払戻金額が異なっていたりする場合もあります。
捏造は、明らかな消費者を騙すことを目的とした行為です。たとえサイト内に「いかなる場合においても返金しない」と記載されていても、捏造が発覚した場合、詐欺行為の証拠として返金請求の強力な根拠となります。
「返金できるかもしれない」と分かったら、すぐに行動に移しましょう。
すぐに取るべき行動は以下です。
できるかぎり証拠を集めましょう
担当者とのやり取りのメール、サイトのスクリーンショット、会員情報、振り込み明細、情報料を支払った記録など、少しでも多くの証拠を残してください。これらの証拠が、法的手続きを進める上で非常に重要になります。
また、重要な証拠を失ってしまわないためにも、サイトを退会しないでください。
仮に「証拠が残っていないかもしれない」と思っても、返金を受け取れる可能性は残っています。諦める前に当事務所にご相談ください。
サイトとの連絡を断ち追加の課金をしない
一度被害に遭うと「この次は巻き返して見せます」「さらに上のプランで確実に」と追加料金を要求されるケースが多々あります。担当者とはそれ以上のやり取りをせず、冷静に対処しましょう。
また、悪質な業者は、個人からの返金要求には応じないことがほとんどです。直接返金を申し出るとサイトを強制退会させられてしまうリスクがありますので、くれぐれもご注意ください。
悪質な競馬予想サイトの詐欺は、派手な広告や巧妙な言い回しで利用者を惑わせ、繰り返し課金を迫るのが特徴です。
被害に遭ってしまった場合でも、証拠を残し、弁護士に相談することで返金につながるケースは多数存在します。
悪質なサイトは、被害者本人からの返金の要求には応じようとしません。弁護士に依頼することで、法的な根拠に基づいた交渉を代行することが可能です。泣き寝入りをしてしまう前にご連絡ください。
「もしかしたら騙されているかも?」と不審に感じた段階でも構いません。お気軽にご相談ください。